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遠州大念仏と犀ヶ淵
浜松、浜北市の無形文化財に指定の遠州大念仏
遠州大念仏は、戦国時代、犀ヶ崖で徳川軍の奇襲に遭い命を落とした武田軍の兵馬を供養したのが起源とされ、 江戸時代の盛んだった頃には多くの村々から犀ヶ崖に集まって、念仏踊りが行われました。 人々は浜松大念仏とも犀ヶ崖念仏とも呼びました。 大念仏の集団は組数も多く、いざこざも絶えず、徒党を組んで勢力を示したり、ささいなことで喧嘩をする事もあったため、 「喧嘩念仏」の汚名を着せられたこともあった。 現在は浜松、浜北市の無形文化財に指定されている。 毎年7月15日6時頃から遠州大念仏保存会の代表の組が犀ヶ崖資料館(宗円堂)前の庭で奉納される。

◆古戦場 犀ヶ崖 犀ヶ崖は、元亀3年(西暦1572)徳川家康と武田信玄が戦った史上有名な三方原の戦いの時の話に登る地名である. 戦いは夜まで続き徳川勢は負け戦で家康は浜松城に引き返したが、夜に入っても武田軍の攻撃は続き、 一隊は三方原大地の南端にある犀ヶ崖に侵攻したときに、暗い上に地理不案内のため徳川軍が犀ヶ崖に白い布を架け、 武田軍を崖下に落としたと言いつたえられている。現在でも布橋と言う地名がのこっている。 ◆宗円堂 将兵の霊を供養のため

宗円堂は、その戦いで死んだ将兵の霊を供養のために創建されたといわれる。 現在は遠州大念仏(浜松市指定無形文化財)関係の資料館になっている。写真では深さがわかりにくですね。 交通機関は浜松駅よりバスで館山寺線北高校前で降りるとすぐです。