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広沢山普済寺

広沢山普済寺の戦火をまぬかれた朱塗りの山門この山門が現存する同寺の建物中で、最も古く 江戸時代の建立、本瓦葺きの屋根作りで、朱塗りされている。
広沢山(こうたくさん)普済寺は遠江のおける曹洞宗の拠点で西遠地方の曹洞宗寺院のほとんどがこの寺の末寺である。
この寺が開創されたのは生長元年(1428)であった。開創当初は本能山隋縁寺といい、敷智郡寺島村(浜松市寺島)にあったが 永享四年(1434)現在の場所に移転、広沢山普済寺と山寺号を改めた。以後今日まで五百五十年余の寺歴を重ねてこているが、 この間に三方原の戦い、明治三十年の火災、太平洋戦争の米軍の空襲で山門と一部を残して焼失、今日は諸堂再建なって当時の 寺勢を誇っている。
山内には北山稲荷も祭られている