Kitchen Garden


先照山 心造寺の由来

先照山 心造寺は紺屋町にある浄土宗のお寺、讚誉智上人を開山つし、二代将軍秀忠の母西郷の局を開基とし、天正八年(1580) に開創された。徳川家康には数多くの側室がいたが、もっとも知られているのが西郷局です。彼女は西郷義勝に嫁ぐが義勝が戦死した為 浜松城に奉公にでて家康に認められ天正七年(1579)秀忠を生み、翌年忠吉をもうけています。
五社神社の北側に寺域を構えており、寺と神社裏山一帯が常寒山と呼ばれる丘陵地で寺域は山門をくぐって緩やかな勾配になっており 本堂は丘の中段に建てられている。墓苑は本堂南側から西に上った丘の上にあります。
秀忠を生んだ西郷の局が産士神として五社神社を常寒山に勧請、その隣接地に心造寺を開いたもので、この時奉納した鉄灯篭が現在に 伝えられています。 本堂は創建以来二度ほど焼けた為、現在の本堂は昭和二十六年に再建されたものである。