東漸寺引間城主飯尾豊前守連龍の墓
浜松市成子町
引間城主飯尾豊前守連龍の墓（五輪塔）のある東漸寺は浜松市成子町にある日蓮宗のお寺です。このお寺は引間城主であった飯尾豊前守 が開基となり、湖西市の本興寺の日礼上人を開山として、室町時代後期の天文十二年（１５４２）に開創されました。飯尾豊前守の墓は 本堂南側の老樹のもとにあり、形の良い五輪の塔で高さ約1.5mほどです。この五輪の塔のすぐ横に鬼子母神を祭る小堂が有ります。伝説によると長い間 子供に恵まれない飯尾豊前守が日礼上人の言葉に従い鬼子母神を信仰し、日夜信仰をしたところ一子をもうけることができたと言われ、 誕生した子供を祝って大凧を上げたと言う。それが浜松の凧合戦のルーツであるとされている。寺の門前にこの由緒を記した標碑が建てられています。