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野口の八幡宮と雲立の楠
浜松市八幡町
八幡宮は「野口の八幡さま」と呼ばれ、市民生活の中に深く根を下ろしたお宮として知られています。戦災を受けることが無かった為広い境内 には天然記念物に指定されている大楠を中心に松、椎などの老木が参道の両側に枝を広げております。拝殿前の「雲立の楠」は静岡県指定の 文化財(天然記念物)に指定されています。三方原合戦の時に武田方に追われた徳川家康がこの楠の空洞に身を隠し、無事浜松上に逃れることが でき、この時大木の梢に瑞雲が立ち上ったと伝説が残されている。「雲立の楠」と呼ばれようになったのはこの由緒によるといわれています。 現在はこの楠の根元に「東照宮御由緒 雲立楠」と刻まれた自然石に碑が建てられています。