浜松まつり 凧揚げ合戦と御殿屋台
       浜松市中区

  
浜松まつりの歴史
勇壮にして壮厳な浜松まつり。その起源については諸説あるものの、今から400年以上前の永禄年間に、当時の引馬城主 の長男誕生を凧を揚げて祝った説が有力視されている。
江戸時代には、すでにまつりとして定着していたとされ、明治期に入るとさらに盛んになり、明治20年頃には初凧や 凧合戦も行われるようになった。
大正初期には、それまで数町単位で集まり、各地で行われていた凧合戦を和地山連兵場(現、和地山公園)に一本化して 現在のような大凧合戦となった。
太平洋戦争により中断するものも、終戦からわずか3年後の昭和23年には復活、市民挙げてのお祭りにとの願いをこめて、 昭和25年に凧揚げまつりを「浜松まつり」と改称し、東海地区最大級のまつりに発展、現在に至っている。

  
御殿屋台の引き回し
夜の帳が下りると、まつりの舞台は市の中心部へ、いなせな法被姿の町衆が各町自慢の御殿屋台を引き回す。
伝統に裏打ちされた見事な彫りと灯り、お囃子の音が浜松の宵を美しく彩る。
町衆たちの「練り」も次第に激しさを増し、掛け声とラッパと太鼓の音、そして提灯の灯りに一帯が埋め尽くされる。 まつりの熱気は最高潮に達する。
今年の御殿屋台の市中引き回しに、参加した町は82ヶ町になりました。

  
凧揚合戦
舞台は、日本3大砂丘の一つである中田島砂丘。
遠州灘からの強い浜風を受けて、初子の誕生を祝う「初凧」が大空高く舞い上がる。
華僑は、各町の旗印を背負った大凧が互いの意地と誇りを賭けて繰り広げられる「糸きり合戦」。 数千人が入り乱れて巻き起こされる砂煙、飛び散る汗、戦いを鼓舞して鳴り響くラッパと太鼓の音色。 浜松っ子の心意気、浜松まつりの真髄が、ある。
今年の凧揚げ参加町は172ヶ町になりました。

浜松市のキャラクター
ウナギ犬
御殿屋台市中引き回し
凧の1畳は和紙の
1畳です