磐田旧見付学校と淡海国玉神社

静岡県磐田市見付2452       

 見付学校を第12中学区内第1番小学校にと地元の熱意で、名古屋の堂宮棟梁 伊藤平右衛門 (後の9代目伊藤平左衛門)の設計で、明治7年(西暦1874年)10月に工事着手、翌年1月11日に上棟式を行い8月7日に落成、 開校式が挙げられました。
基礎の石垣は遠州横須賀城の石垣を利用し、間口12間、奥行き5間の木造洋風2階建てに屋上2層の楼を完成、 玄関はエンタシス様式の飾り柱、分銅つきの窓の日本最古の洋風校舎です。
現存する日本最古の木造擬洋風小学校校舎で、国の史跡に指定されています。
5階建ての洋館風の館内は教育資料の展示や授業風景を再現しています。


   淡海国玉神社
社殿祭神は大国主命をお祭りしております。
創立年は不詳であるが、平安時代に書かれた「延喜式」にはその名がみられる。
社殿は、本殿・幣殿・拝殿からなる。
幣殿・拝殿は宮大工立川正敬によって再建され、とくに拝殿向背の子持ち龍並びに見返り獅子・欄間の干支の彫刻に、 その手法が顕著に表わされている。本殿は木鼻・紅染などの装飾が豊かで、和様・禅宗様折衷様式の造りである。
大国主命と兎
数ある神話の中でも有名な「因幡の白兎」話の中では兎はサメをだました悪者ですが、一説には大国主命の奥さんの 八上姫が兎を使者として結婚相手探したとも言われております。自分の体を傷つけて大勢いる兄弟神様の中から清い心の 持ち主の大国主命を見付出す役目をしたわけです。兎のお陰で大国主命と八上姫はめでたく結婚されたので、 縁結びの神様として慕われております。