千手観音
詳しくは、千手千顔観世音菩薩と称し、千の慈眼と千の慈手を具備して、一切衆生の為に、
あらゆる苦悩を救済し、諸願を成就せしめんとする観音の変化身である。
「千」千という数は沢山、無数の意味を持つもので、観音の救済の手の及ぶ範囲が広大で、無量である事を現している。
「千手観音抄」に「仰げば万歳の寿命を持ち、信ずれば千秋の英貴を感ず。誓って三たび我名を称ぶれば満願成就せしむ」
とその功徳を讃嘆している。