静岡県浜松市北区引佐町井伊谷306
宗良親王の妃、駿河姫を祭神とする。南北朝の初期、後醍醐天皇の皇子宗良親王は、南朝勢力の増強をはかって、
井伊谷(引佐町)の豪族井伊道政のもとに滞在していた。親王は道政の娘河姫を妃とし一子尹良(ゆきよし)親王をもうけたといわれている。
延元三年(1338)一月(三月の説も)、親王は、奥州からの北畠顕家の軍と浜名の橋本(新居町)で合流し、京都に上ろうと井伊谷を出陣した。
駿河姫も親王を見送るためこの地まで来たが、急病になって翌日十日に亡くなった。近くの金地院で火葬し、親王の御座所のあった所に社殿を建て、
姫の持っていた鏡を祀って二宮神社とした。
境内社の若宮神社は尹良親王を祀っている。
二宮神社 二宮神社の鳥居 |
二宮神社 二宮神社拝殿全景 |
二宮神社 足跡石(鬼の子供の足跡だと伝えられてきた。) |
静岡県浜松市北区引佐町、二宮神社付近の地図です。 地図をクリックするとGoogleの地図が見られます。 |