湖西市 妙立寺  こさいし  みょうりゅうじ
静岡県湖西市吉美2745
延兼山妙立寺は静岡県湖西市吉美に境内を構えている日蓮宗の寺院です。
妙立寺の創建は南北朝時代の至徳3年(1386)当地の有力者、佐原常慶、内藤金平が日什上人を招いて開いたのが始まりと伝えられています。
中世は今川氏から庇護されますが、今川氏が衰退すると徳川家が庇護し、特に永禄11年(1586)、家康が宇津山城に侵攻した際に本陣となり、 寺の鐘を陣鐘の代わりを果たしたことから、その鐘を浜松城に持ち帰り、代わりに尾張薬師寺の梵鐘を奉紊したそうです。
以来、徳川家の祈願所として庇護され江戸時代には寺領76石が安堵されています。妙立寺は寺宝が多く紺紙銀界金字法華経(10巻)は 保延4年(1138)に藤原基衡が筆したもので大変貴重な事から国指定重要文化財に指定されています。
また、トヨタ自動車の豊田家の菩提寺で地元では有吊です。

 
                                            

  妙立寺
妙立寺参道の石段と山門
  妙立寺
妙立寺本堂の全景
  妙立寺
妙立寺本堂正面の軒の彫り物
 
静岡県湖西市吉美妙立寺付近の地図です。
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