長島ダムの役割
1.洪水調節を行い下流域の水害を軽減する 大雨などによって河川が増水すると、堤防から水があふれたり(外水氾濫)、市街地に降った雨を河川へ流せなくなり、街が水であふれたり(内水氾濫)することがあります。 このような水害が発生することを出来るだけ押さえるため、一定量以上の大雨が降っているときは、ダム湖へ注ぎ込む水の一部を貯め込み下流に流す水を少なくして、河川の増水を軽減します。 ※一定量以上の大雨が降っているとき、ダム湖へ注ぎ込む水量以上に、ダムから放流することはありません。
2.豊かな河川環境を守る
渇水時に河川環境の保全に必要な流水の確保に努めます。 また、目で見える流水が確認できない日が多かった大井川中流域に、流量復元のため、一定量以上の水を放水し続けます。
3.かんがい用水をためる 牧之原台地は、静岡名産・お茶の栽培地として100年余りの歴史を誇っています。 長島ダムでは、この牧之原地区5市の5,145haの農地に、必要に応じ最大毎秒3.045立方メートルのかんがい用水 を補給するため、水を貯めています。
4.水道用水をためる
大井川流域の島田市をはじめとする7市に、必要に応じ最大毎秒5.9立方メートルの水道用水を供給するため、 水を貯めています。 5.工業用水をためる
大井川流域の掛川市をはじめとする4市に、必要に応じ最大毎秒0.1立方メートルの工業用水を補給するため、 水を貯めています。