岡崎城 

愛知県岡崎市康生町・岡崎公園内


岡崎城の起源は15世紀前半までさかのぼる。明大寺の地に西郷頼嗣(よりつぐ)によって築城されたのがそのはじまりである。その後、 享禄4年(1531)に松平清康(家康の祖父)が現在の位置に移して以来、ここが岡崎城と称されるようになった。

  大手門
徳川家康は、ここ岡崎城内で誕生した。家康は、6歳で織田信秀(信長の父)、8歳で今川義元の人質となり、少年期を他国で過ごしたが、 永禄3年(1560)の桶狭間の合戦で、今川義元が戦死したことを契機に自立した。ときに19歳。以来、岡崎城を拠点((浜松城に移るまで11年間在城) に天下統一という偉業への基礎を固めた。
  復興天守閣
昭和34年(1959)に、ほぼ昔どおりの外観の天守が復元。鉄筋コンクリート3層5階で、内部は歴史資料館。岡崎城の天守は、田中吉政が最初に建造したという。 元和3年(1617)、本多康紀が築造した天守は3層3階、地下1階、望楼式で、南に付櫓、東に井戸櫓が付く複合天守だった。
 
岡崎城周辺の地図です。