龍潭寺

   宗派 禅宗 臨済宗妙心寺派
   本尊 虚空蔵大菩薩
   宗良親王 井伊家菩提寺
   静岡県浜松市北区引佐町井伊谷1989
 

参道に足を踏み入れると、白土塀の奥に四脚門造りの総門を仰ぎ見る。七世喝巌和尚建立の門で、巴瓦に室町期の古瓦を見る。   

  小堀遠州作・龍潭寺庭園は、江戸時代初期に本堂北庭として築かれた池泉鑑賞式庭園である。
中央に守護石、左右に仁王石、正面に礼拝石(坐禅石)が配され、更に池の型が心字池となっていて寺院庭園として代表的な庭である。 数多くの石組みで、瀧・渓谷が表現され、鶴亀が表現されている。
     
  井伊家は遠江国守として遠州村櫛に下り、共保公より井伊谷の地に移る。 中世約五百年間井伊谷の庄を治める。
二十二代井伊直盛公は永禄3年5月19日尾州桶狭間の戦いで戦死、法名を龍潭寺殿天運道鑑大居士といい寺号をこれより龍潭寺と称し今日に至る。
元祖共保公より二十四代直政公までの墓地が境内に在る。
 
  浜松市北区龍潭寺の近郊の地図です。