萬松山(ばんしょうざん)可睡齋(かすいさい)

 静岡県袋井市久能2990-1
 東名高速道路袋井インターから北東に5分!      

 聖観世音菩薩を本尊とし、高祖承陽大師(こうそじょうようだいし)と太祖常済大師(たいそじょうさいだいし) を両祖とします。さらに宗派を越えて古来より火伏せの神とあがめられて全国津々浦々に奉祀 されている秋葉様の日本唯一の ご真躰を安置されている秋葉総本殿三尺坊大権現の道場である。
宗旨
仏祖単伝の正法に遵い只菅打坐(しかんたざ)、即心是仏(そくしんぜぶつ)を承当する事を宗旨とします。
教義
修証義(しゅしょうぎ)の四大綱領に則り、禅戒一如(ぜんかいいちにょ)、修証不二(しゅしょうふに)の 妙諦(みょうたい)を実践することを教義の大綱とします。
境内
約十万坪

  
秋葉総本可睡斎

秋葉総本可睡斎におまつりしてあります秋葉三尺坊大権現様は、今から千三百年の昔、越後蔵王権現堂の十二坊の一つである 三尺という僧坊で厳しい修行を重ね、秘密奥義を極めて神通力を得、観世音菩薩三十三化身の一つあります。
迦褸羅身(カルラシン)を現じられました。かくして、秋葉三尺坊大権現様は、衆生済度のため、三大誓願をおこし火防の霊場を 開かれました。
そして、「およそ我を信ずれば必ず感ず、感ずれば必ず応ず、応ずれば不可不思議の霊験あらわる」と申され、 さらに「一心を似って我を信ずれば、諸々の心願必ず成就す」とおおせられて秋葉三尺坊大権現様の不可思議な法力は、 信仰いただける信者の皆様方には霊験あらたかであります。
秋葉三尺坊大権現をおまつりしていた秋葉山秋葉寺は、太政管令の無住・無檀の寺院霊場は統制廃寺という条文に触れ、 明治六年に廃寺となり、秋葉三尺坊大権現様の御真躰は、本寺である可睡斎へ遷座奉安されました。
可睡斎は、有栖川宮幟仁親王により「秋葉総本殿」の扁額を賜り、秋葉三尺坊大権現鎮座火防霊場として、 全国津々浦々に名声が響き渡り、多くの信者の尊崇を受け今日に至っております。